今回は私自身が行政書士事務所として、新型コロナウィルス感染症特別貸付で1000万円の融資申請レポをまとめました。
初めに言っておくと、一度も公庫に足を運ぶことなく融資が満額おりました。
一度も公庫に行かなかったとはつまり、申し込みは郵送、面談は省略(電話で15分ほど確認事項等を話したのみ)だったということです。
流石に通常時だったら、一度も足を運ぶこともなく1000万円もの融資を0.46%で受けるなんてことは不可能だったでしょう。
時系列を書いてみたいと思います。
2020年3月18日、郵送にて申込に必要な書類を公庫へ送りつけ
私は公庫融資のプロです。
自分の事はもちろん、顧客の融資申請もこれまで16年、何百件とやってきています。
最初に必要な書類は、借入申込書、決算書、試算表、税金の領収書、そして「新型コロナウィルス感染症の影響による売上減少の申告書」です。
これだけを同封して送りつけると、先方の方から連絡してくれます。
いちいち窓口に行く必要などないのです。
2020年3月24日 公庫担当者から電話あり
担当者から電話が入り、追加書類の要求。
関連企業の決算書と、通帳のコピー(主に公共料金の支払い等)、月別の売上表(月次損益計算書)です。
この際に、面談は不要とのことを言われました。
追加書類をFAXして、15分程度電話で話して終了。
恐らく満額いけると思いますとのことでした。
これから書類をまとめて決済に回しますが、近く書類も発送すると思いますとのことで電話を切りました。
3月31日 満額決定の書類が届く
電話で話していた通りですが、無事満額通りました。
新規借入分が535万円(最初3年金利0.46%、以降1.36%)
既存借入は金利2.16%で借りていたのですが、こちらが残債分465万円で1.36%での借換となりました。ありがたい・・・・
今は最も融資を受けやすい
コンサルタントの中には、「新型コロナウィルスに便乗して、低利だからといって融資を受けるべきではない。本当にコロナで困っている事業者の為に譲るべきだ。」なんて綺麗事なのか、寝言なのかわかりませんが宣っている人もいます。
馬鹿言っててはいけませんよ。
新型コロナウィルスの事業へのインパクトは凄まじいものがあり、観光・飲食・サービス業のように直接的な影響がなくても、今後確実に間接的にも大きな悪影響が出てくる事は目に見えています。
こんな超低金利で、緩い審査で簡単に受けられる融資は今後あるかわかりません。千載一遇のチャンスです。
不正な融資申請をするわけでもないのですから、要件に合致するならば、ガンガン申請して手元資金を潤沢にしておくべきです。
自分は影響がないから・・・なんて間抜けなことを言っていると半年後に泣きを見ることになりますよ。
金融庁が出している新型コロナウイルス感染症を踏まえた金融機関の対応事例も読み込んでおくと、いかに今回の融資が受けやすいか勇気をもらえることでしょう。
4月24日 振込あり
通常は書類を送付し、公庫が受領してから3営業日で融資金が振り込まれます。
私が書類を送付するのが遅かったのもありますが、着金までは10営業日くらいかかった感じですね。
今は殺到しているから公庫も相当大変なはずですし、事前に担当の方から私の送金は後回しでも大丈夫か?を聞かれており、私も快諾しておりましたのでね。
新規借り入れ分は535万円の予定でしたが、手続きしている間に返済が進んでしまった分もあり、556万円の入金となりました。