弊社の顧問先で、500万の融資が先日決定しました。
と、言いましても、こちらでお手伝いしたことは今回はわずかです。
驚くことに、「面談無し」で500万借りられました。計画書作成も無し。借入申込書のペラ紙1枚です。提出してからわずか1週間です。
日本政策金融公庫で借りたことがある方ならご存知でしょうが、通常は当たり前のように、色々書類を作って、面談があって、いろいろ聞かれた上でようやく融資にこぎつけます。
なぜ今回はそんなのアッサリ?
業績が良かったんでしょ?
いえいえ、実は売上、業績共に右肩下がりで、わずかではありますが債務超過企業です。
決して業績が良いなんて言えません。むしろ悪いです。
不動産担保があったんでしょ?
いいえ、一切差し出していません。
連帯保証人を複数名つけた?
連帯保証は代表者のみの実質保証人無しです。
こんな状態で500万ポンと借りれる事業者もいれば、たかだか500万の資金調達ができずにあくせくしている事業者もいます。
その両者を分けるものは一体何なんでしょうね?
業績が良ければ借りれるのは当たり前ですが、右肩下がりの債務超過ですよ?
多くの中小零細企業と変わらない、下手したら、それよりも悪いでしょう。
なのになぜ・・・?
理由はひとつ。
「信用」があるから。
業績は決してよくはないけど、この企業は借入から5年、一度も返済遅れがない。一度も税金の未納、遅れがない。
5年間積み上げた信用がなせる業です。
安易に返済を遅らせてしまう人。
うっかり引き落とし日を忘れてしまう人。
税金支払いを後回しで良いだろうと考えてしまう人。
日々の記帳、正確な決算をきちんとやっていない人。
いずれ、大きなしっぺ返しを食らうことになります。
当たり前のことを当たり前にやっているかどうか。
結局はそこに尽きます。
ちなみにこの案件、売上減少ということから、セーフティーネットの融資プランが利用でき、特利が適用されて金利は2%です。
※通常は、第三者保証人がいない場合基準利率に金利上乗せで3%程度になります。
今のご時世、2%で500万を電話一本で借りれますか?
しかも、信用ある、政府系金融機関から。
ウチの事務所では、顧問先様に、
「1000万円を金利3%以内で借りられる事業体つくり」
を支援しております。(小規模事業者様向けです。)
その第一歩はまず、正確な記帳です。
そして日々、資金の流れを掴む。キャッシュフロー経営というやつです。
詰まる所、資金の流れが把握できていないから、返済に詰まり信用を落とし、資金調達が出来ず、更に経営不安定となるわけです。
小規模な事業者程、政府系金融機関との付き合いは大切にしておかねば、いざという時に、即アウトとなります。
即アウトとならないために、必ず顧問をお付け下さい。
一見さんから、いきなり資金調達サポートしてくれと言われても、無理です。
常日頃から、「1000万円を金利3%以内で借りられる事業体つくり」をすることが大切なのです。
「1000万円を金利3%以内で借りられる事業体つくり」をご希望の方は下記からお問い合わせください。
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