もう2年くらい前になりますが、無担保で3000万円の融資は下りるのか?という企画で自分で3000万円引っ張るリアルタイム記事を書きましたが、今回も自分の事例を公開していきたいと思います。
【目次(もくじ)】
- 令和元年7月10日。まずはインターネットで融資申し込み
- 7月11日。早速公庫から電話が入る。
- 7月12日。事前の書類提出と面談日決定
- 7月18日。面談時持参すべき書類の連絡が郵送で届く
- 7月26日。公庫面談行ってきました!
- 7月30日。担当、事務所を見に来る
- 8月21日。融資満額決定の電話連絡が入る
- 8月23日。書類が届く
- 8月26日。全書類を公庫熊本支店に提出
- 8月29日。着金確認。無事500万円入金あり。
令和元年7月10日。まずはインターネットで融資申し込み
日本政策金融公庫への融資申し込みはインターネットでこちらからできます。
フォームを埋めていくだけで、10分もあれば終わります。
入力・送信をするとすぐに自動返信メールが届きます。
7月11日。早速公庫から電話が入る。
事務所に電話があったらしいのですが、外出していたので、フォームに記載した個人の携帯に電話がありました。
簡単な融資金額の確認と、必要書類の連絡です。
「日本政策金融公庫 熊本支店 国民生活事業 融資係」宛に以下の書類を送ってください、とのことでした。
- 直近2期分の決算書コピー(税務署提出のもの)
- 直近半年の試算表
- 見積書
これらの書類を郵送で送ることになりました。どれもすぐに揃うので、即郵送したいと思います。
7月12日。事前の書類提出と面談日決定
顧問税理士からすぐに直近2期分の決算書コピーと直近半年の試算表を送ってもらったので、印刷して見積書をつけて郵送。
すると再度公庫から入電。面談日を決めたいとのことで、23日を提案されるも、私の都合が合わなかったので26日で決定。
ネット申込から2週間程度での面談となりました。
7月18日。面談時持参すべき書類の連絡が郵送で届く
日本政策金融公庫で融資を受けた方ならお馴染みの書類が届きました。
- 月別売上高のわかる資料
- 預金通帳
- 納税の領収書
- 公共料金の領収書
- 身分証
月別の売上表を見れば売上規模がわかりますので、適切な融資額が見えてきます。(借入月商倍率)
また、通帳は経営状況、経営者の金の使い方、あらゆるものが浮き彫りになります。
税金や公共料金の未納や支払い遅れがあるような事業者には融資はしません。
教科書通りその辺を面談時に確認されるわけですね。
7月26日。面談行ってきました!
事業のこと、収支のこと、家族のことを主に聞かれましたが、概ね予想通り。
トリッキーな質問もなく、担当者の方は非常に誠実で優秀な印象でした。
数字にしても事業形態にしても話せばすぐ理解してくれました。
45分程度で終了。
当たり前のことですが、事業主が事業の細かい数字まで把握していれば面談は非常にスムース。
逆に数字を把握していない経営者が面談に来たら、相当チグハグな要領を得ない内容になるだろうなと再認識しました。
面談で聞かれること、大切なことは以下の通りです。
- 事業計画書や企業概要書に記載した売上や経費の数字を、根拠を持って説明すること
- 売上や経費の数字が現実的、具体的、合理的であること
- 本人と家族が生活が維持できる水準の事業計画になっていること
- 公庫への返済原資が確保された事業計画(利益計画)になっていること
- 決算書の数字を全て明確に答えられること
- 事業内容をその事業に関して何もわからない素人にでもわかりやすく伝えられること
よろしければ、トップページからダウンロードできる日本政策金融公庫(国民生活金融公庫)活用実践レポートも是非ご覧ください。
さて、あとは結果を待つのみですね。
7月30日。担当、事務所を見に来る
会社、事務所の実態調査は本来すべきことなのでおかしくはないのですが、飲食店や美容室等の実店舗でもない限り、いちいち見にこないことも多いです。
実際に私が前回日本政策金融公庫から300万円の融資を受けた際には事務所には来られませんでした。
今回いらっしゃった時は私自身は事務所不在だったのですが、スタッフによると、「不審者のように外からジロジロ見てるので声かけたらちょっと様子を見に来ただけ」とのことでした(笑)
担当上司から見てくるように言われたらしいのですが、「何も確認することはないのですぐ帰ります」とのことで、特に中を見ることもなく帰って行ったそうです。
8月21日。融資満額決定の電話連絡が入る
面談から実に約1ヶ月。ようやく融資決定の電話がありました。希望額500万円満額、無担保無保証。
金利は2.16%。できれば1%台でいきたいところでしたが、最近は公庫の金利も上がってきているので致し方なし。
書類は本日大阪のセンターから発送とのことでした。
8月23日。書類が届く
届きました。
西日本は大阪から送られてくるようで、融資決定の電話から書類が届くまで2日かかりました。
連帯保証人なし、担保なし、と・・・
提出書類の中には、引き落とし銀行の印鑑を押してもらわらないといけない書類もあり、更に明日は週末でなので、書類記入が完成するのは週明けになってしまいます・・・
8月26日。全書類を公庫熊本支店に提出
朝一で銀行引き落とし先である熊本銀行に出向き、「預金口座振替利用届」に確認印を押してもらいます。
その足で公庫の窓口へ。
提出書類は以下の通り。
- 借用証書
- 印鑑証明書
- 送金先口座の預金通帳コピー(表紙・見開き1ページ目)
- 2000円分の収入印紙
- 預金口座振替利用届
融資決定の連絡の際に、返信用封筒も同封されているので、通常は郵送をします。
ただ、郵送だと到着までに別途1日かかりますので、急ぎの場合は窓口に書類持参をしても構いません。
私も今回は支店が近いこともあり、また月末ということもあり、窓口に書類提出をしてきました。
ちなみに、窓口提出の方が書類不備がないかのチェックをしてもらえますので、初めての融資で書類に自信がない場合は窓口提出がお勧めです。
3営業日なので、26日提出、送金は29日になるとのことでした。
8月29日。着金確認。無事500万円入金あり。
朝一番の9時に記帳に行きましたが、無事入金されていました。
手数料を差し引かれてほぼ500万円の入金を確認。
これからしっかりと返済実績を作っていきたいですね。高い与信は1日にして成らず。
7月10日に申し込みをして、着金が8月29日。
お盆休みを挟んだこともあって、ちょっと時間がかかったな〜という印象ですが、日本政策金融公庫は1ヶ月半〜2ヶ月くらいは考えておいた方が良いので、早め早めに動くようにしましょう。
その後、1週間程度で返済計画書が送られてきました。頑張って返済していくぞ!
参考:永遠に借り続ける姿勢「無借金経営は目指すな」
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