クレジットカードやカードローンの支払いを滞納するとブラックリストに乗せられたり、事故情報が加えられたりするという話を聞いたことがあるかもしれません。
一度ブラックリスト入りしてしまうと、数年間はクレジットカードやローンの契約ができなくなってしまうため、ブラックリストに載らないために何ができるかといった情報がインターネット上で紹介されています。
このブラックリストや事故情報とはいったい何なのか、ブラックリストが本当に存在しているか知りたいという人のために、これらの情報についてまとめてみます。
ブラックとは信用情報に問題が生じていることを示す通称で、実際にブラックリストというものは存在していません。
信用情報とはクレジットカードやローンを契約している人の連絡先や住所、クレジットの利用状況や返済状況に関する情報のことを指しています。
まずクレジットカードやローンを契約すると、契約時点で信用情報機関に契約者の情報が登録されます。ここで毎月延滞することなく支払いが行われている人については、情報が登録されることはありません。
しかし支払いの遅延や延滞が起こると、その情報が信用情報として書き込まれることがあります。
信用情報に書き込まれるのが事故情報です。
例えば、カードの返済を滞納してしまった場合がそれに当たります。
通常口座の残高不足で引き落としができない場合には、郵送で引き落としができなかった旨の連絡が送られ、それと同時に請求書が送付されます。
この段階で返済する場合には、信用情報に事故情報が書き込まれることはありませんが、支払遅延が数回続くと、そのことが信用情報に登録されるために今後の借入などに影響が出る場合があります。
そしてローン会社やクレジットカード会社は個人の信用に基づいて融資をしているため、支払い面で問題がある顧客に対してはカードの利用を停止させたり、退会処置を取ったりといった行動を取ります。この情報のもととなるのが事故情報です。
また、信用情報に事故情報が登録される他の事例としては、自己破産や任意整理、さらには携帯電話の割賦契約の支払い不履行などがあります。
携帯電話の割賦契約も信用情報機関に支払い情報が登録されるため、事故情報として登録されないために、返済は確実に行う必要があります。
一度事故情報が登録されると、内容によって5年から10年間は新たなクレジットカードやローンなどの契約ができなくなってしまいますから、注意が必要です。
もし審査の段階で通らなかった場合には、過去に事故情報がないかどうかを確かめてみることもできます。