ソーシャルレンディングとは、お金を運用したい人とお金を借りたい企業をマッチングさせるサービスのことです。
ソーシャルレンディングの運営会社が、インターネット上で資産運用を希望する個人から少額のお金を集め、それをお金を借りたい企業に融資します。
投資できる金額がサービスによっては1万円からと少額なことから、個人でも始めやすい資産運用の方法として注目されています。
たとえば、企業に15%の金利で融資を行う時、ソーシャルレンディング運営会社が手数料として5%を取得すると、出資した個人には利回り10%で分配されます。
借り手の企業は借入額と利率(この例では15%)を毎月返済するという形です。
ソーシャルレンディングの利回りの平均は約8%と言われます。ゼロ金利の時代にこの利回りは魅力的です。
銀行で融資を受けられない企業でも、ソーシャルレンディングなら借りられるチャンスがあるため、企業側にもメリットがあります。
一方、銀行で融資を断られるような企業に融資するということは、貸し倒れのリスクも存在し、投資家は投資金を失うというリスクもあります。
また、満期まで資金を引き出せないという流動性の低さにも注意が必要です。これから始める場合は、リスクの分散が不可欠でしょう。