急な出費でお金が必要になったとき、すぐにお金が借りられるのが銀行のスピードローンです。
銀行のスピードローンには個人向けと法人向けの2種類に分かれており、個人向けのスピードローンは事業資金として借りることはできません。
事業主が支払金の不足などで急にお金が必要になったときは、法人向けのスピードローンに申し込みます。
法人向けスピードローンの内容は銀行によって異なりますが、一般的には利用対象者は一般法人又は個人事業主となっており、運転資金として融資が行われます。
地元密着型の地方銀行や信用金庫などが特に力をいれているので、利用を希望する場合は近くの銀行や取り引きのある信用金庫に相談することをおすすめします。
例えば京都信用金庫が提供している京信ハイスピードローンは、限度額の範囲内で契約した金額を専用の伝票に記入、押印した時点で速やかにその金額が、当座貸越専用口座に振り込まれます。
限度額の範囲内であれば、何度でも借り入れできるのが特徴です。
契約限度額は100万円以上で、信用保証協会付きの借り入れの場合は2億円までとなっています。契約期限は1年で、それ以降は毎年契約が更新されます。
しかし、信用保証協会保証付きの借り入れの場合の契約期間は、2年間です。
融資利率は短期プライムレートに連動する変動金利が適用され、2014年6月現在の金利は年2.8%でした。
返済方法は任意返済、60回返済、12回返済の3つの方法から選べます。任意返済は毎月利息分を支払い、元本の返済は都合に合わせて自由に支払う方式です。
60回返済と12回返済は元金均等分割返済方式で月々の支払いを行います。
また担保は個別対応、保証人は経営者保証に関するガイドラインに基づくとしています。
新潟信用金庫では個人事業主、法人代表者、法人役員を対象にしたスピードローン・BIZを提供しています。
審査申し込みから最短60分のスピード回答で、最高300万円まで借りられるのが特徴です。借入期間は最長で7年。返済回数は6回~84回。
返済方法は、毎月5,000円以上を元金均等分割返済方式で支払います。担保及び保証人は原則として不要です。金利は固定金利で年9.8%。
ただし、保証会社の審査によっては利息はが14.5%になる場合があります。
また、14.5%での融資では申込金額が減額になるケースがあるので注意が必要です。
このようにスピードローンであっても金融機関によってサービス内容が異なります。