2020年3月14日現在、新型コロナウィルスが全世界で猛威をふるっております。
最優先されるべきは人命と健康ですが、同時に経済が大きく毀損しては、遅かれ早かれ人々の生活、ひいては人命に影響してきます。
人命も経済も両輪で対策をしていく必要がありますし、経営者なら何が何でも会社とそこで働く人達を守らなければなりません。
日本政策金融公庫も、新型コロナウィルス感染症の影響を受けて一時的な業況悪化を来している企業向けに特別貸付を実施しています。
私自身、アウトバウンド事業(海外留学事業)を行なっており、各国が入国制限や隔離要請を出していることから大きな影響を受けているため、この融資制度を利用することにしました。
2020年3月13日 日本政策金融公庫へ書類を提出へ
必要書類としては、以下の通り。
- 直近2期分の決算書(確定申告書・勘定科目内訳書含む)
- 直近の試算表
- 税金の領収書
- 借入申込書
- 新型コロナウィルス感染症の影響による売上減少の申告書
利用できる事業者
最近1ヶ月の売上高が前年又は前々年の同期と比較し、5%以上減少している事業者
尚、業歴が3ヶ月以上、1年1ヶ月未満の場合は、最近1ヶ月の売上高が次のいづれかと比較して5%以上減少している場合、利用できます。
- 過去3ヶ月(最近1ヶ月を含む)の平均売上高
- 令和元年12月の売上高
- 令和元年10月〜12月の平均売上高
私自身も直近2月の売上高が、前年2月の売上より5%以上減少していることから、当該特別貸付を利用しました。
金利・借入金額・返済期間は?
融資限度額:別枠6,000万円
金利:3,000万円以内の場合、当初3年0.46%。3年経過後1.36%。3,000万円超の場合、1.36%。
私は上がった金利が出来るだけ適用されないように、5年返済としました。
返済実績を作りたいので、据え置き期間もなし!
2020年3月23日 面談
当日持参した追加書類は以下の通り。
- 直近3ヶ月分の通帳(ネットバンクは入出金取引がわかるページを印刷したもの)
- 事業計画書(経営改善計画書)
- 今後の売上見通しがわかる資料
- 既存借入の支払明細書
- 税金支払の領収書
- 関連企業の決算書(確定申告書・勘定科目内訳書含む)
面談時にも聞かれましたが、重要なのはコロナ終息後の事業計画、資金計画ですね。
当該融資は審査は甘めにしてくれるわけですが、全く見通しがつかない場合は融資を断られることも十分あり得ます。
何でもかんでも右から左というわけではありませんので。
新型コロナ自体、いつ終息するのかわからない中で、今後の見通しも立てようがない事情は理解できますが、それでも何らかの見通しを立てなければ融資は実行されません。
早めに終息した場合のプランAと、終息まで長引いてしまった最悪を想定したプランBを用意し、返済計画書もしっかりと作成しましょう。
2020年3月25日 担当者から電話あり
話の内容としては、「3000万円はやはり厳しい。2000万か、審査の結果2000万からさらに減額される可能性もあります。」との確認電話がありました。
まあ、元々無担保で3000万円は厳しいことは私自身わかってました。
正直、半分の1500万円あれば御の字かなと。
もちろん了承しましたが、こうした折り返しはイコール融資自体は実行されることを意味します。
融資はする。後の問題は金額だけ、ということですね。
2020年3月27日 2000万円+残債分700万円の合計2700万円で決定
公庫から連絡があり、2000万円の新規融資で決定したとのことでした。
以前公庫から借りた分1500万円の残債が720万円あるのですが、それとは別に、、、とのことでした。
この残債分700万円は金利1.81%で借りていた分ですが、1.36%に組み替えて頂けました。
1500万くらいかなと覚悟していたので、新規2000万と借換700万円と聞いてちょっと得した気分です(笑)
ま、借り入れは借り入れなので、コロナ終息とそこからのV字回復で、しっかり返済をしていきたいですね。
P.S 4月14日に振り込まれていました。融資決定から、私が書類提出が遅かったので、入金まで時間がかかってしまいました^^;