カードローンなどの利用規約をよく見ると、遅延損害金についての記述があることに気づきます。
この遅延損害金とは、文字通り返済に遅延が生じた時に発生する損害金です。CDなどのレンタルショップでの延滞金を想像してもらえばわかりやすいでしょう。
知らない人には非常に高額な損害金が発生するのではないかと不安になりますが、そこまで心配することはありません。ただ、念のため遅延損害金とはどういうものか知っておくとよいでしょう。
遅延損害金が発生するのは、カードローンの返済期日を過ぎても返済が行われなかった時です。
通常より高い利率が、返済期日の翌日から返済が完了する日まで続きます。ただ、どの金融業者でも遅延損害金の利率は最大20.0%です。
遅延損害金は「返済金額×遅延損害金の利率÷365日×延滞日数」で計算されます。たとえば、返済金額が200万円で利率20.0%だとしても、1日当たりの遅延損害金は千円を少し超す程度です。
20.0%というのは最大の利率であり、実際は金融業者によって、14.5〜19.9%の利率というところもあれば、利率に変化がないところもあります。
いずれにせよ、返済すれば翌日から通常の利率に戻ります。大きな金額にはならないかもしれませんが、遅延が生じた事実は信用情報に記録されるため、期日を守って返済することが大切です。